ふるさと納税のお話①

更新がだいぶご無沙汰になってしまいました。

 

事務所を開業して初めての年末ということもあり、日常業務に加えての帳簿付けや確定申告の準備等に追われていました。今年は3月まで勤務していた分の給与所得もあるので、年間所得の概算を出して、来年どれぐらいの税金の請求がくるのかを、そろそろシミュレーションしておかなければなりません。
正直あまり気の進む作業ではないですが・・・

 

そんな中で、税金対策の一環(?)として、今さらながらふるさと納税をしてきました。

 

お恥ずかしい話、昨年までふるさと納税は1度もしたことがありません。周囲からは、「得だからやった方がいい」とは聞いていたのですが、イマイチその仕組みを理解しておらず、また、結局のところ、一体どれぐらい納税すればいいのかもよくわからなかったため、なんとなくスルーしてきていました。どうせ生命保険料控除とかと一緒でしょ?たいしてメリットもなさそうだし・・・ぐらいにしか考えていませんでした(まことに残念なオツムです)。

 

今年からは確定申告も必要とのことで、少しでも何かの得になるのであれば、と、自分なりに仕組みを勉強してから、目安の金額を出して納税してきました。まぁ、正直なところ、いわゆる「お礼の品」目当てで・・・というところもなきにしもあらずです(というかほぼそれ目当てです(苦笑))。

 

せっかくなので、備忘録的にも、その仕組みをざっくりと書いておこうと思います。

 

 

<ふるさと納税の仕組み>
①全国の自治体を選んで、納税(一応、形式上は「寄付」ですが)することができる。
②「ふるさと」という名称ですが、別に地元でなくてOK。全国どこでも大丈夫。
③納めた(寄付した)金額に応じて、その地域の特産品などの「お礼の品」を受け取ることができる。
④納めた(寄付した)金額は、所得から控除することができるので、翌年に払う所得税、住民税がその分減額される。
とまぁ、これぐらいはなんとなくわかってはいたつもりですし、みなさんもご存じだと思います。③の「お礼の品」がお肉だったりカニだったりワインだったり…HPを見ているだけで、あまりに数が多すぎて目移りしてしまいますが、問題は④の税金の減額です。

 

これが一体いくら寄付すればいくら減額されるのか、どれぐらいお得なのか、というのが、イマイチわかっていなかったんですよね。というよりも、そもそも理解する気がなかったというか…わかってしまえばそんなに難しい話ではありませんでした。ちょっともったいないです。

 

ふるさと納税を行うと、税金面では2段階のメリットがあります。
「所得税でのメリット」と、「住民税でのメリット」です。
この2つのメリットを理解するためには、まずは所得税と住民税が、そもそもどのような計算に基づいて課せられているのかを、簡単に知っておく必要があります。
司法書士は税金のプロではありませんので、あまり細かい話は省略しますが、皆さんも絶対に知っておいて困ることはないお話なので、漢字や数字のアレルギーを忘れて読んでいただきたいと思います。

 

・・・と思いましたが、ちょっとバタバタしてきたので続きは次回にします。すいません・・・

 

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