ひわさうみがめトライアスロンに参加してきました。

先日、徳島県海部郡日和佐町で行われたひわさうみがめトライアスロンに参加してきました。ここ2~3ヶ月ほど、練習らしい練習は全くできておらず、参加自体どうしようかと迷っていましたが、一緒に出るメンバーもいることだし、エントリーした以上、ケガでもない限りは参加しようと思い、一路徳島へ。

 

直前に台風11号が直撃したため、現地ではかなりの被害が出ており、開催自体が危ぶまれましたが、運営の方々の尽力もあり、なんとか予定通り開催されました。ただ、神戸市内は前日(土曜日)に各所高速、有料道路が軒並み通行止めで、一般道は大渋滞、淡路島に渡るまでに2時間半もかかってしまい、現地入りするのがかなり遅くなってしまうというアクシデントスタート。さらに、現地でも、土曜日は晴天だったのですが、深夜から日曜日の明け方にかけて降り続いた雨のせいで路面はウェット、海はかなりのうねりを伴った荒れ模様という、なんともありがたくない状況でした。

 

特にスイムでは、時折2メートルを超えるうねりの中を泳がねばならず、比較的スイムには自信があったにもかかわらず、何度水を飲んだか分かりません。ブイの位置も方向もなかなか確認できず、前を向いても高波で自分が何番手を泳いでいるのかもわからないような状況。正直、スイムの苦手な方にとっては相当厳しかったのではないかと思います。泳ぎながら、これは事故があってもおかしくないなと思っていました(後で聞いた話では、リタイヤはかなり多かったものの、事故はなかったようです)。

 

スイムを終了した後も、かなり波酔いしているような状態で、なかなか思うように体が動きませんでした。ただ、バイクコースの路面については、多少ウェットではあったものの、そこまで気になるレベルではなかったため、こちらはほぼ問題なし。あるとすれば練習不足で足が動かなかったことの方でした(苦笑)。

 

その後のランでも、バイクに引き続いて全く足がいうことを聞かず、大腿筋が何度も攣りそうになったため、ペースを落としてどうにかこうにか完走・・・自己記録には程遠い2時間41分という、なんとも情けないタイムを叩きだしてしまいましたが、今回の自分のコンディションと天候を考えると、事故なく完走できただけでひとまずは良しとします。

 

一緒に参加したメンバーのうち2人はこれが人生初のトライアスロンだったため、なんとか無事完走してくれればと思っていたのですが、2人とも想像以上の好タイムでゴールしていたため驚きました。あの悪天候の中で、よく諦めずに最後まで頑張ったと思います(むしろ僕がスイムで心折れそうになっていました…)。しかも、かなり過酷なレースだったにもかかわらず、ゴールし終わった後には、全員が口をそろえて「また出たい!」と…

 

このあたりが、実際にレースに出た人にしかわからない楽しさがあるんだと思います。もちろんレースの途中はしんどいですし、何度もやめたい、止まりたいと思うのですが、ゴールした瞬間、不思議とそういう気持ちはどこかへ消えてしまうのです。

 

「あの波は有り得ない!」
「バイクコースの途中の坂が…」
「ランのラスト3kmが無茶苦茶長かった!」

 

と、愚痴(?)みたいな話はいくらでも出てくるのですが、それを言い合う皆の顔も満面の笑顔なのですから不思議です。

 

今年はスケジュール的にもこの1回しか出れそうにありませんが、来年またどこかのレースに皆で参加できたらいいなぁ。

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